松屋よりうまい吉野家の牛丼の秘密

競争が激化する牛丼チェーン店

 

もともと牛丼チェーン店が登場してきた時のキャッチコピーは「うまい、安い、早い」という三拍子が揃っているということで、もう日本ではなくてはならない地位を獲得しているかのように思います。

 

どのお店がお気に入りかはそれぞれあるでしょうが、殆どの人がお世話になっているはずです。最近では、牛丼物以外のメニューの登場や、ドライブスルー、食券式サービスなど、各チェーン店の特色も色濃く打ち出されるようになってきています。

 

牛丼は、もともと牛鍋を丼飯の上にかけた料理が原型となっており、明治時代に誕生したのですが、当時は「牛めし」という名前で、「牛丼」の名称は、明治32年に創業した吉野家が最初のようです。

 

すき焼き丼も同類ですが、すき焼きの名残で糸こんにゃく、焼き豆腐、葱などを入れているのが特徴です。

 

大手の牛丼チェーンでは基本的に牛肉とタマネギのみがのせられたものが多く、好みに応じて紅ショウガ、七味唐辛子、生卵などが一般的な付け合せとなっています。

 

牛丼チェーンの店舗数は地域的な特性があります。関東地区は吉野家、すき家、松屋が数百店規模で拮抗している状態ですが、東京だけだと松屋が頭一つ抜けています。中国・四国・九州エリアではすき家が一番多く、信越・北陸エリアでもすき家が吉野家の2倍以上の店舗を出しています。

 

大阪では同じゼンショーグループのなか卯・すき家の両社を併せると、一番多い店舗数となっています。ただし、47都道府県の全てに出店しているのはすき家と吉野家だけで、この2社だけが総店舗数も1000店を超えています。では、肝心の味の方の特徴はどうなっているのでしょうか。

 

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