吉野屋の味とは
吉野屋の牛丼の味にはファンが多いということで、いわゆる「吉野屋風」というレシピの投稿もたくさんあります。特に僕の頭を長年悩ませていたのは、吉野家の味のポイントは何と言ってもあの独特の甘辛さにあります。これがどうやって引き出されるのかは、企業秘密ということでしょう。
多くの意見では、赤ワインではなく甘めの白ワインを使う方が、味が近づくということで、ドイツ産のリーヴブラウミルヒなどや甲州産の白ワインがお勧めのようです。
タマネギは実は吉野家の牛丼にも殆ど入っておらず、あまり入れる必要はありません。薄切り牛肉は深底の皿でワイン、醤油、砂糖をよく混ぜて溶かします。後はラップして電子レンジで加熱すればいいのですが、赤身がなくなるまで加熱するのがミソです。
より、吉野屋の味を追及するなら、これにアップルジュース、カラメル、日本酒、ニンニクなども加えるそうです。タマネギも入れる場合は、かならず最後に加えてから加熱させます。
クックパッドで人気になった「吉野屋風」レシピでは、濃口醤油と薄口醤油を混ぜています。また、別のブログでは「酢が決め手」となっており、ミツカン本味醂とミツカン米酢が材料に記載されていました。
更に、あら塩(湿った塩)、しょうが汁も使われており、吉野屋の牛丼の味の深さを垣間見ることができます。こうした根強いファンがいるからレシピなども人気があるのでしょう。レシピを意識しながら、お店で食べてみるのも楽しいものです。